第19回ムジカーザコンサート : 福田進一(Guit)
今年の"めったに聴けない珍しい楽器シリーズ"は、ギターです。ギターは珍しい楽器ではありませんが、大きなホールでは、なかなかその良さが伝わりにくいものです。クラシックギター本来のすばらしさを、この小さなムジカーザで存分にお楽しみいただきたいと思います。
演奏して下さる福田さんは、パリ・エコール・ノルマル音楽院を卒業された後、1981年パリ国際ギターコンクールで優勝。以後世界的な活躍を 続けていらっしゃいます。
第20回ムジカーザコンサート : 神谷百子(Mar)
神谷さんの演奏を初めて聴いたとき、その驚くべきテクニックと多彩な音色で、マリンバとはこんなに表現力の豊かな楽器だったのかと、改めて思い知らされた気がします。東京芸大からジュリアード音楽院で学ばれた後、90年よりリサイタルシリーズを開催。95年ルクセンブルク国際打楽器コンクールで第1位。以降数少ないマリンバのソリストとして多方面にわたり活躍していらっしゃいます。
第21回ムジカーザコンサート : 本名徹次プロデュースIV≪ウィーンのカフェから生まれた音楽≫
いよいよ最終回のこのシリーズ、今回は何と、シェーンベルクの、「月に憑かれたピエロ」を舞台上演形式で演奏することになりました。
パントマイムの岡 千絵さんに演出もお願いしています。このムジカーザが、どんな舞台になるのでしょうか。6人の演奏者が演者にもなる?"ピエロ"、是非ご期待下さい。
第22回ムジカーザコンサート : 森麻季(Sop), 内多瑞子(Pf)
今年(1998年)の世界オペラコンテスト・プラシド・ドミンゴ(ハンブルク)で 、最高位を受賞された、森麻季さんに登場していただき、その美しい声をお聴きいただきます。既にイタリア声楽コンソルソで優勝され、日本音楽コンクール第2位を受賞されるという華々しいコンクール歴をお持ちの森さんは、ドミンゴコンクール入賞の後、本拠地をミラノからミュンヘンに移され、イタリア、ドイツ各地で、コンサートやオペラで活躍されていらっしゃいます。1999年のワシントンDCでのオペラシリーズでは、ドミンゴとの共演(リゴレット)も予定されています。
第23回ムジカーザコンサート : 小山実稚恵ピアノリサイタル
幅広いレパートリーと安定したテクニック、豊かな表現力で、独自のピアノの世界を築き上げてこられた、皆様よくご存知のピアニスト、小山さんに、ムジカーザのスタインウェイを弾いていただけることになりました。第7回チャイコフスキーコンクール第3位、第11回ショパンコンクール第4位に入賞されてからのご活躍はもう申し上げるまでもないでしょう。
第24回ムジカーザコンサート : モルゴーア・クァルテット (弦楽四重奏)
モルゴーア・クァルテットは、第1ヴァイオリン荒井英治(東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター)、第1ヴァイオリン青木高志(東フィルコンマス)、ヴィオラ小野富士(NHK交響楽団フォアシュピラー)、チェロ藤森亮一(NHK交響楽団首席奏者)という素晴らしいメンバーで1992年に結成されました。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲(15曲)演奏を目指して、今年は11回目の定期演奏会が行われ、心技両面での高いレヴェルの演奏は絶賛されています。ムジカーザでもショスタコーヴィチを演奏して下さることになりましたので、どうぞご期待下さい。