ムジカーザ15周年記念特別コンサート:公演レポート

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ムジカーザ15周年特別コンサートを、去る11/13~14の二日間に渡って開催いたしました。

一見シンプルに「ピアノ」を取り上げましたがその内容は、一公演のなかでクラシックとジャズを聴くという贅沢な二日間。

この15年間にムジカーザコンサートへご登場いただいたピアニストの中から、最も感銘を与えて下さった方お二人として、クラシック界から若林顕さん、ジャズ界から小曽根真さんに再登場いただきました。

撮影 : 近藤眞氏, 黒田浩介氏, ムジカーザほか
* 集合写真の元データをご希望の方は、出席者の方のお名前をメールにてお知らせください。

稀なスタイルとなったため、アンコールはさてどうしたものか?

出演者のお二人と当館オーナーによる六手連弾を提案。
そして楽譜選びの段階で「星条旗よ永遠なれ」を見つけた際に「『ムジカーザよ永遠なれ』バージョン」を思い立つオーナー!仕事の合間に「星条旗」ならぬ「15周年記念旗」を作るスタッフ、特大クラッカー数種の試し撃ち(?)や、タンバリンなどの小物楽器の手配、そして顧客様や、ご近所にお住まいの演奏家の方々をも巻き込みまさに全員参加のアンコールステージ(余興)をつくりあげたのでした。

おかげ様で両日共に大盛り上がり!
お客様からは「こんなに盛り上がっちゃって20周年はどうするの!?」というご心配の言葉までいただきました(笑)

13日は客席内に丸テーブルを用意し、開場時からフィンガーフードとワインをサーヴィスするライヴハウス形式、14日は終演後に立食パーティという異なった趣向でした。お料理・スイーツはいずれもケータリングコーディネート専門の「「フェイバリット」」。特に評判が良かったスイーツですが、13日は可愛いロールケーキを7段積み上げたロールタワー。 14日はピアノのケーキの上にホワイトチョコレートでできた当館の影の支配犬ブランちゃんの人形が!

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●いつもは「門下生たちの演奏を聴くホール」という位置づけでしたが、今日初めてプロの演奏家である若林・小曽根両氏の熱演を聴き、あらためてこのホールの響きの良さ、ピアノの良さに感動しました。このホールで自身のリサイタルを開催したいと強く感じました。
――音楽大学ピアノ科教員

同じようなコメントを複数の先生方から伺いました。思わず演奏家としてのモチベーションが沸き立つ!?そんな二日間だったのかも知れません。

●この建物が毎日良い音楽を聴き、そしてここを訪れる方々がいつも大切に使ってくださっているからこそです。
――鈴木エドワード建築設計事務所 難波寿治

難波氏は、実際にムジカーザを設計してくださった方。
大変ありがたいことに「15年経ったとは思えないほどきれいなホールですね」と言っていただくことの多い当ホールですが、このことを14日の公演にいらした難波氏へお伝えした際にいただいたコメントです。

これからも音楽を愛する皆様のお役に立てれば幸いです。
今後とも、ムジカーザをどうぞよろしくお願い申しあげます。